慢性膿皮症 Oライン

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慢性膿皮症(慢性化膿性汗腺炎)と言われたら手術です。

 

慢性膿皮症(まんせいのうひしょう)、聞きなれない病気の名前ですが、頭の片隅にでもとどめておいてください。

 

女性のビキニラインではめったにない病気ですが、男性の肛門周り、あるいは坐骨の周囲の皮膚で、しばしば発生する怖い病気です。

 

(女性でも肥満して毛深い人に起こりやすい傾向があります。)

 

 

これは皮下組織に細菌感染病巣が膿瘍として広がる病気です。

 

(皮下に膿がどんどん広がりながらたまっていく病気だと考えてください。)

 

 

原因、というか、始まりは小さな出来事です。

 

これまでここで書いてきた皮膚のニキビの感染、粉瘤(ふんりゅう)、毛嚢炎(もうのうえん)、小さな外傷などが初期の感染巣です。

 

そこから、原因菌であるブドウ球菌や連鎖球菌が皮膚の深いところに広がって、その増殖と浸潤に歯止めがきかなくなった状態です。

 

 

どうしてそんなことが起こるのでしょうか?

 

毛嚢炎にしても粉瘤にしても、毛包などから由来する表皮組織で取り囲まれた組織の中での炎症であり、細菌感染なので広がることはないのですが、それが運悪く破れたときに起こります。

 

 

破れるのは主に圧迫によります。

 

長時間座り仕事をしている人とか、矯正下着を着てぎゅうぎゅうに締め上げて頑張ってる人とか、汗だくで仕事をしてしばしば体をぶつけるような作業そしている人。

 

毛嚢炎や粉瘤で細菌感染がひどい状態の時には、表皮のカプセルももろくなっているので、そういう人たちのお尻や鼠蹊部などで皮下組織の深いところに向かってはじけてしまいます。

 

 

深いところに向かった膿瘍はその中でどんどん細菌が増えながら広がります。

 

周囲の組織の白血球は最近を食殺して膿瘍の広がりを食い止めようと頑張りますが、一端は食い止めても、再び物理的な圧迫が加わったりして次第に広がります。

 

さらに、免疫力が落ちていると、この膿瘍が広がるのを止められなくなります。

 

 

 

治療は基本的に、外科的摘出術になります。

 

膿瘍とその周囲組織を削り取ることになるので、できるだけ早期の治療がお勧めです、進行するほど範囲が広くなり、入院が必要になります。

 

粉瘤や毛嚢炎の発赤と痛みがいつまでも引かなくて、周りにどんどん赤みや痛みが拡がるように感じたら、一刻も早く皮膚科や肛門科の診察と治療を受けてください。

 

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